る分は3000円以上になるところもあるそうだ。わが菅沼は、いまだにお金は出さない。餅やお菓子、ミカンやりんご、中にはカップラーメンやシュークリーム、バナナなどもある。今年は6人のこどもたちがでて、スーパーの袋にいっぱいもらってきた。
今では庭の土を槌でたたいたとて、モグラ退治などの実質的な効果は無い。今あるとするとナンでしょう。私はこう思います。田舎の山の中の集落で、村の人達がこどもの声を聞けることではないでしようか。過疎になったり、こどもが少なくなっても、そのこどもたちが、寒い夜元気に声をあげ飛び回る姿に村人が『未来』を感じる事が最大の効果ではないでしょうか。十日夜にお金はいらない。自分の家で収穫したもの、あるいは質素なものでいい、お年寄り達から「元気にあそべやい、ガンバレやい、勉強もしるだよ」というメッセージが伝わればいいのだ。
この写真は、十日夜の日に婆さんが見本に作った槌を見ながら、自分達のと小さい子の槌を作ってあげている菅沼の六年生、優太君(右)と貴泰。
緑のキャンパス2001 2001/10/24 (と)
片品中学校の3年生の授業に、緑のキャンパスという課外授業がある。片品農協の大根農家などで組織している「えん麦の会」と村の協力で行われる。農家が夏に大根の連作障害対策として、収穫を済ませた畑にえん麦を播く。ヘイオーツという種類らしい。そして中学生が50アール以上の畑に文字や絵の設計図を書く。麦が40から50pほどの長さになったら、その図を現地におとし、生徒と先生、PTA、えん麦の会の協力で麦をその形に刈る。一週間後に、村の協力でヘリコプターに乗りそれを空から眺めるという行事です。ヘリコプターの搭乗時間やく10分、片品ぢゅうを廻わります。わたしは、今年PTAの役員であり、3年3組の応援をして草を刈り、ヘリにも乗せてもらいました。空から見た片品は美しかった。この企画はなかなか良い企画だと思う。片品百景その弐でも紹介しています。
10月13日刈り取り奧は尾瀬の富士見峠 19日ヘリ搭乗
3年3組の地上絵 林檎亭の近くです
片品おやこ劇場のリンゴ狩り 2001/10/20 (と)
片品にはおやこ劇場という芸能鑑賞団体がある。6000人の小さな村でこのような団体があること事態驚きでもある。全国でも珍しいことです。世帯数で100チョツト、200人ほどの小さな会が10年近く続いている。これはその時々の役員サンのガンバリが光っている。芝居を見たり音楽を聴いたりするだけでなく、何かみんなでたのしめる企画も考えているようだ。会員以外のこどもたちも楽しめる企画である。サツマイモを植えたり育てたり、収穫祭をしたり…。この間は、学校が半日で終わった日に、児童館でお昼をたべ1qと少しの道のりを歩いてリンゴ狩りに来てくれた。リンゴ狩りのあとゲームをやって帰っていった。こういう地道な活動が多くの村の人に支持されるようになるといいナーと思う。
わが家は団体のリンゴ狩りはとらないが、この会だけは別、出来るだけのサービスをさせていただいた。
移動スーパーマーケット2001/10/10
昔、20年程前になるでしょうか、「何でも屋」と言って、食料品の移動販売車が盛った時期がありました。この頃は少なくなってしまいましたが、私の住む菅沼には、店が無いことから、今でも週に一回来ています。もっぱら足のない、お年寄りが買いに行きます。確か、移動スーパー「しんえい」さんだったと思います。30数戸の小さな集落の週一度のお店です。私はありがたいことだと思います。
左の写真、真ん中のマイクロバスがスーパー「しんえい」さん。
氷水 2001/7/28 (と)
片品の水は美味い。私の住む菅沼は、むかし地獄沢と言うところから30戸ほどで独自に水を引いていた。これは美味かった。でも水が足りなくなったり、維持管理費がかかりすぎると言うこともあって、片品村の簡易水道に加入した。新しい水もそんなに悪くは無い。わが家ではその水を500ミリリットルのペットボトルに入れて凍らせて、畑に出るときもって出る。これが美味い。仕事をしていてのどが渇いた頃に少しとけてくる。飲み過ぎないし、いつでも冷たい水が飲める。これはみんながやっているらしく良いアイデアだ。片品の美味い水を凍らせて、畑や、町に出るときもって出る。甘いジュースはイヤだし、お茶類も買ってすぐでなければぬるくなってしまう。この片品の美味い水の氷水には重宝している。町から来られた皆さんも、民宿のおばさんにいい水を凍らせてもらって、持ち帰りしな呑むというのはどうでしょうか。
このペットボトルが要らなくなると片品に秋がくる。
フレッシュ・ヤング 2001/6/30 (と)
村の広報は、以前村報という名前で親しまれていました。いまは「広報かたしな」となり、村の様々な情報が掲載されています。今年の6月号には、表紙に保育園児の野菜作りの写真があります。この畑は私が毎年トラクターで耕耘してあげています。あと財政事情、花の駅片品のお知らせ、俳句会の作品、親子英語教室や簡単英語コーナー、そのほか村の各課からのそれぞれのお知らせが載っています。亡くなった人や、結婚した人も名前がでています。これは載せたくなければ載せなくていいのですが。さらに「いたずらわんぱく」と題しての赤ちゃんも紹介されています。今月の人口は、5/1現在、男3034、女3140、合計6174人(前月より+8)世帯数1792戸。
12ページの中に、これらの記事が詰まっています。写真も多く使用して見やすい形になっています。その中に「フレッシュヤング」というコーナーでは毎月若い人を紹介しています。今月が75人目、この記事で驚く事がありました。人それぞれの感想は違いますし、細かな所は気が付かない人もいますが、私にとっては相当すごい事です。相当とは、副詞的に用いると
普通を超えている、かなりな程度であるということになります。どんな記事かというと、名前とか、趣味とか、親とかの紹介があり、顔写真もあります。その中に「片品をどう思いますか」と言う質問があります。今まではこの質問に大抵「こんな村になって欲しい」と希望を言う人が多かったのですが、今回は違いました。私の記憶に間違いなければ初めてだと思います。この質問に
「私にとって、とても安心できる場所です。しばらく片品を離れていましたが、帰ってきて、改めて片品の緑や住民の方々に癒されているなぁと実感しています。私も片品の自然や人々が傷つくことなく、安心して生き生きできる様な働きかけをしていきたいです。」
こうあります。つまり私はこうしたいと具体的に述べています。主体的で、ここが注目すべきとこだと思います。社会人になって具体的な、明確な目標をもって生きていこうとする姿勢に驚いたのです。この人は、星野賀代さん・菅沼・22歳です。おまけに付け加えると、隣家で時々ピアノも弾いています。この記事にもありましたが、趣味はピアノの弾き語りとか…。わが家の倉庫でよく聞こえるのですが、ずいぶん上手くなったように思います。
片品で一番アクセスが多いホームページ 2001/4/3 (と)
片品で一番アクセスの多いいホームページは「尾瀬フィッシングライブ」ここだと思う。12月に11万カウントだったのに今日見たら20万を越えていた。実際は隣村の利根村にあるのだが、片品との境だし、経営は片品一番の事業家かやっているので片品と言うことにする。これは凄いです。ルーキー進一じゃないけど「これはエライことですよ、これは」。これでお客さんが実際に足を運んでくれれば、ネットの効果も絶大だと言うことが証明される。雑誌とか、テレビとかでも紹介されているらしいから、ネツトの割合がどのくらいかわかりませんが、とにかくこのアクセス数には驚く。たぶん一日あたりのアクセスの多さは片品で一番でしょう。興味のある方はこちらへ。
冬の尾瀬フィッシングライブ、国道120号線から見えます。
みんな仲良く暮らしてる4種の動物 2001/3/上旬 摺渕にて (と)
珍しい光景を見た。左がかわいい女の子、その脇に猫が居る。その少し脇に鶏、一番右に犬。
みんな仲良く暮らしてる。普通、犬も猫も鶏を襲い食料にするというのに。
旧越本分校のわら細工教室 2001/1月〜2月 (と)
学校からの勧めで、このわら細工教室に子どもをやった。朝から、午後2時過ぎまで弁当を持って行って一日遊ばせて貰った。
迎えに行くと一足の草履が仕上がっていて、外で子どもたちが雪遊びをしていた。どんな様子か中に入って写真を撮らせて貰ったので紹介します。最後の方なのでもうだいぶ人は少なくなっていたが、連日賑わっていたらしい。
分校の廃校をきっかけに、ここを有効利用し、地区の文化の拠点にしたいと分校の会が出来たようだ。分校の写真展を皮切りに、様々な催しを続けて行くそうで、山田洋次、永六輔、ジェリー藤尾、県の林政課などたくさんの方が関心を寄せているという。これからコンサート、寄席、展覧会など様々な企画を立てているそうです。もしボランティアで出演したいなどと言う方がありましたら、会長さんまで。
問い合わせ 会長山崎直康さん 電話0278−58−2700(ロッジ山どん)。
この会は女性がガンバツている見たいです。尾瀬豆腐さんが良く言う女衆と年寄りの時代の象徴です。分校の会のメンバーはこれからの片品の発展に、欠かせない人達になるだろうと思います。また期待しております。
写真はわら細工教室、中央はリーダーのいつちゃんのおじいさん良和さん。
ガチョウ 2001/2/ (と)
立沢の柳さんの家にガチョウがいます。話を聞いてみると20年
くらい前に、新潟から貰ってきたそうです。元気が悪くなると動かなくなるそうですが、
旦那さんが人間の薬を少し調合して飲ませると元気になるそうです。
片品には珍しいペットです。
林の手入れ 2001/1/12 (と)
1月12日は片品のどこの集落でも、十二まつりという寄り合いが行われる。これは山の神を祀ってある事が始まりですが、今はこの色合いは少なく、地域の初より、新年会と変わってきている。郵便のバイトがてら、いろんな集落を廻るが、木の手入れ、山林の手入れはあまりされていない。手入れの行き届いた林を見るとすごく気持ちいい。これでなくちゃと思う。そんな気持ちがあるのだが自分の林にはいっこうに足が向かない。