工事の始まるいもち橋通称いもち橋掛け替え工事はじまる 1999/11/9【と】

 橋ができるとその周辺は栄える。昔からどこでもそうである。
 鎌田から菅沼築地を通り下平を抜け立沢に出る村道は、急なカーブの狭い橋で結ばれていた。小立沢の小さな流れをまたいでいたごく短い橋だった。今度高い長い橋ができ直線で結ばれる。景色のきれいなこの通りが新しく生まれ変わるきっかけになるだろう。尾瀬をのぞき、村外からも村内からも片品で一番注目される場所になる。この通りを私たち周辺に住む人達がどのくらい興味を持つかによって、その発展は大きく左右される。わたしの情報では、遊楽木舎、片品フルーツ農園、尾瀬豆腐の各ご主人達がこの通りの活性化にそれぞれ強い意欲を示している。

 わたしは、まだ一緒に何かプランを練るというところまで気持ちがいってないけれど、観光りんご園を続けていく以上避けて通れないことだ思っている。

 写真の手前が築地側、向こうが菅沼。車のすぐしたが小立沢。


片品自慢 1999/10/26 【と】
 片品村には、おやこ劇場がある。6000人の小さな村で頑張っている。うちのかみさんも発足メンバーの一人である。
 今日、片品おやこ劇場のお楽しみ会で60人のこどもたちがリンゴ狩りに来てくれた。たのしんでいたようだった。子どものとき芝居や音楽を生で聴くことがどれだけ心の栄養になるかわからないけれど、なんとか続けていって欲しい思う。大人は、いつでもどこでも見に行けるけれど、子どもは、自由に出歩けない。
 第20回目の例会が11月7日に片品村文化センターである。詳しくは、イベント案内をどうぞ。


【夢呑】最新情報 1999/10/19 【と】

 営業時間及び休業日が変更になったそうですので案内します。
 営業時間 昼の部11時30分より午後5時まで。夜の部7時より10時まで。
 休業日 毎週火曜日 毎月10日 最終日曜日 時間休日等の対応は、ゆうずうがききそうなので相談して下さい。
電話58−4584【ゴハンヨゴハンヨ】

9/27【夢呑】本日オープン 1999/9/27 10/4追加【と】 

珈琲と生活古美術の店『夢呑』9/27日オープンしました。
営業時間 11時半より14時半 19時より22時 定休日木曜

 今日トラクターの仕事の途中取材に行って来ました。なかなか、なかなかの雰囲気です。
 コーヒー、軽食 ビールなどの酒類もあるみたい。
 みんなでいぐベエ。行くには、いろんな道がありますが、中学校の校庭の北側の道をどんどん行くと右側に下の写真の店があられます。約500メートル。林檎亭のホームページで見たと一言言って下さい。別にそれによってサービスは、ありませんが。
メニーは、珈琲 ケーキ ランチ ビール ワイン350円より1000円くらいまで
 問い合わせ 58−4584 (ごはんよごはんよ)
 オーナーの石橋さんは、柳家福丸師匠と同級生で遊び友達でした。

本格的喫茶店近日オープン 1999/9/21【と】

ログハウスの喫茶店 片品の多くの人達の夢を育ててくれた喫茶店、マザーグースが店を閉じて久しい。今、マスターご夫妻は民宿かしやをやっている。それ以来オレ達が気楽に行けるところが無くなった。
 こんど青森出身の石橋さんご夫妻が喫茶店を開く。近日オープンする。【日が決まったらまた紹介します】名前は、オールドタイムズ『夢呑』【ムートン】という。場所は、村道東小川中学校線沿い。私は、この店の繁盛を祈っている。片品で夜までやっているたった一つの喫茶店がもうじき誕生する。



秋桜が盛んに咲いてます 1999/9/2【と】

秋桜畑  片品のコスモスは、こぼれ種から生えたのが、今盛り。
 道路端のあちこちに咲いている。
 りんご園のコスモスは、7月10日頃播いたものが10月頃咲く。
 この写真は、農協が畑を借りて播いたもの。畑の コスモスは、雑草退治が大変。一枚の畑に雑草もなく コスモスを育てているとしたらこれはすごい。それが主な 仕事なら別ですが。
写真は、片品フルーツ農園トマトハウス下のコスモス畑



疲れてもなお 1999/8/26 【と】
農家のいま時は、出荷と畑の手入れと蒔き付けの最後で非常に忙しい。いくらやっても手入れの仕事はきりがない。やればやるほど、作物のためになる。いい品物をたくさん穫る人は、手入れがここまでというのがなく、何処までも手入れをする。最後は、作物をなぜてやったり、音楽を聴かせてあげるとこまである。まぁたいていどこかで切り上げて次の作業を始めているのだが。
 
 もう少しすると、出荷と手入れだけになり。その後出荷だけになる。出荷だけになると、少し寂しくなる。収入の終わりが見えてくるから。とにかく今は、忙しく疲れている。
 民宿などの宿泊業者も、合宿や夏のお客さんで疲れがたまったでしょう。肉体的な疲れがない人は、何故うちは、お客がこねんかなぁという、精神的疲れが出る。
 いま片品をどうしようという議論は、みんなが疲れていると始まらない。 いま「片品をなんとかしようぜ」と言う人やグループは少ない。
 そんな中で精一君や、新村議の司君が林檎亭のある通りに名前を付けて、夢のあるお客さんの来る、新しい通りにしょうと、愛称を考えている。国道120号線の鎌田から入って林檎亭の前をとおり、司君の片品フルーツ農園、遊楽木舎の横を通り、尾瀬豆腐のまえから、下平を通り、わたすげの湯の水芭蕉近くでまた国道に出る7キロメートルほどの道。ここは、どこからでも武尊山が見える。場所によっては、頂上部分のみだが、武尊山全体が雄大に見えるところが多い。
 疲れてもなお、明日にむかって頑張っている人たちがいる。

遊楽木舎の精一君 1999/8/18 【と】  
 精一君の本業は、製材業。冬は、スキーパトロールの隊長。文章力があり、ものを見る視点が卓越して いるのか、スキージャーナルの編集者に気にいられ、しばらくコラムを書いていた。やたらできることでは ない。いい文章もありました。図書館に行けばまだ読める。そこで驚くのはまだ早い。朝日新聞のスポ ーツ欄に『新アウトドア入門』というタイトルで週一、6回連続で書いてました。これまたいい内容がありました 。日本TVの朝の番組に出たり、片品では年中マスコミにでている唯一のひとです。  そして今度『暮らしの手帳』81号に見開き2ページにわたって登場した。今は遊楽木舎【ゆうらぎしゃ】という体験農場をひらいて、新しい観光農業を模索している。野菜づくりと野遊び塾と名うって営業を開始した。キャンプもできて、芝生広場があって、トマトやりんごなどの農産物もある。それに体験ピザづくりもできるそうだ。  場所は、4イラストマップを参照。問い合わせ 0278-58-3944


上毛新聞の記事 1999/7/27 【と】

                                          菅沼集落34戸で育てている、林檎亭近くの40アールほどのラベンダーが「いま花盛り」と言う記事が上毛新聞一面のトピックスに載った。7月初めの土曜日だったが、その日の内から大勢のお客さんが訪れた。役員でないので細かな様子と人数などは、よくわからないが、とにかく役員をあわてさせ、このくらいのことでもお客さんが押し掛けるものかと驚いた。庶民は、何かをもとめているのか。また村おこしの面白さや可能性を少し身近に感じた出来事だった。


   旧鎌田スキー場、小中冬期体育場跡地のラベンダー畑


新井君が行く 1999/7/19【と】
 農協の指導係に新井君という若者がいる。今年トマトを初めて栽培したので何かと教えてもらうことが多い。黄色い古い50ccのバイクに乗り、濃いグリーンのヘルメットをかぶり、白いTシャツに、後ろに黒い布の鞄をしょっている。そして畑から畑を回りあるいて、現地指導をしている。映画にでてくる旧ドイツ軍のみまわり隊員のようなイメージがある。断定的な言い方で、適切な助言が農家に受けている。信頼される農協職員の数少ない一人である。これには、人一倍の意欲と勉強、数多くの体験がものをいっているのだろう。これからもいい仕事を期待している。
 今日もまた50ccのバイクで、畑の中を元気な新井君が行く。

 第7回ふれあいバザール 1999/7/10【の】
 今年もふれあいバザールが盛況のうちに終わりました。これは今から7年前村内にすむ7人ほどの30代の女性達(エンジョイネットワーク)がなにかやろうと始めたイベントで、村内のさまざまな職種の人の協力で続いているものです。何かを新しいことを始めるのはなかなかたいへんなことですがそれを続けていくのはもっと大変なのでなかなかよくやっていると家の主人なども評価しています。
 今年の特長はこどもフリーマーケットが充実したこと。それぞれが使わなくなったおもちゃや本を持ち寄って自分で値段を付けて売り買いしました。3,000円〜4,000円ほど売り上げたこどももいたようでした。
 これからの時代の変化、集まる人が求めているものの拾い上げ、エンジョイネットワークの人たちが目指しているものを具体的にどれだけつかめるかといったところがポイントになっていくと思います。

ふん坊よし坊さだ坊 1999/6/24【と】
 50歳過ぎになるとやたらと昔が懐かしくなる。34戸の小さな集落の中で同級生が5人。一級下に3人の仲間がいる。
この3人と特に仲がいいというのではないが、何でも話が出きるし、気兼ねをしない。構えずにすぐ、話ができる。同じ時代を生きてきたと言うことで親近感があるのか。
 ふん坊は、文夫といい頭がいい。あの当時すごい学力で国立大学一期校の東北大学法学部にパスした。今は、仕事の関係で年中帰ってきて村の寄り合いにも出席し、話をする機会が多くある。
 よし坊は、吉夫といいおしゃれだ。大型観光バスの運転手で日本中を走り回っている。日本の景気と、チップの関係をコミカルに話すのが面白い。わが家の林檎亭周辺に農地を集めたのだが、よし坊に快く交換してもらい計画が実現した。
 さだ坊は、完夫【さだお】といい、おとなしい性格だ。大型のトラック屋から、建材屋、またスキー場にレストランを開いたりいろいろと仕事の幅が広い。去年、村中の人がビックリしたのが、百姓を始めたことだ。トマト栽培を。秀品率と反収が良く農協出荷の第3位ときいた。さらに今年は、面積を増やして35アール。数年後は、100アールを目指すという。また息子のKIYOSHI君が農業をやりたいと家に帰ってきた。就農2年目で確かな大きな目標ができ、さらに後継者がうまれるというすごい順調なすべり出しに大きな拍手を贈りたい。わが家も今年トマトづくりを始めたが、もういろいろと教わっている。百姓は33年選手でも、2年目の人に教わることは作物が違えばいくらでもある。
 菅沼の若手に「50代はなにをやっている」とハッパをかけられ、それに応えて農業委員も引き受けてくれた。
 ここ2年のさだ坊の行動は、これからの片品の農業を考える上で重要なヒントが隠されていると思う。
 「おらァーよいじゃぁねえから」と言ったことがある【よいじゃぁねえというのは、経済的に自分が必要なだけお金が足りないことをいう】。ほんとかどうか知らないけれど、ガンバッて農業をしている姿を見るときっといい時代が来ると思う。もうすぐ…そこに来てるんでは。オレも「よいじゃぁねえ」で、4月の司君の村議選の時、総括、出納の両責任者を二人で引き受け『ディフィカルツコンビ』と言われたけれど、そんなことは、いつか笑い話になるだろう。うちのかみさんもよく働くけど、さだ坊のところもかなりの働き者、良くならないはずはない。
 いよいよ菅沼の百姓も面白くなってきたぜ。

トチの蜂蜜しぼり  1999/6/6【と】
 友人の小林さんのご両親は、小林養蜂園という蜂蜜屋さんをやっています。
店は、自宅と国道120号線の椎坂峠を下った利根村大原の信号の300メートルほど片品よりにあります。
 6月には、金精峠の登り口、白根魚苑のすぐ上でトチの花の蜜をしぼっています。そしてしぼり立ての蜂蜜を売っています。
これが大人気で多くのファンをつかみました。季節は、一年のトチの花の咲く頃だけ、ここでしぼって売っています。
皆さん見かけたら是非声をかけて下さい。そして美味い珍しいトチの花の蜂蜜をお買い求め下さい。
 小林さんちの蜂蜜は、高座で90分『ミツバチの話』をやる柳家小三治師匠も褒めておりました。
 
蜂蜜の採集風景
   上の写真 トチの蜂蜜の採集風景

下の写真は、小林さんのご家族と小林さんちの蜂蜜ファンになった、登山家の今井通子氏
登山家今井通子さんと小林さんご一家

蜂蜜の宅配希望の方は次へ
小林養蜂園
〒378−0323
群馬県利根郡利根村大原1141
電話0278−56−3382
ファクシミリ56−3430

片品の言葉 1 1999・5・22【の】
 
片品の人達、特に年のいった人達の使う言葉はけっこう強い。私の育った沼田も群馬だし丁寧な方ではないがそれでもずいぶん驚かされた。自分のことは「てめえ」、男の子のことは「野郎」。最近気がついたのが接頭語。「燃す」という言葉に「ツン」をつけて「つんもす」。「片づけないとつん燃しちまうぞ」という具合。
ほかにも接頭語はあるけれどあとのお楽しみに。

菅沼宗教事情 1999/5/16 【と】
 
 
菅沼は、34戸の小さな集落。この村には、いくつもの宗教がそれぞれの形で生きている。
仏教は、曹洞宗。お寺は隣村の追貝にある洞谷山海蔵寺と東小川にある松寿山龍創院。どちらも、 人が亡くなったときや、法事の時のお付き合いしかない。
 それとは別に日蓮宗の新興宗教といわれている、立正佼成会や創価学会に入会している人がいる。
またキリスト教や、国際基督教統一心霊教会を信仰している人もいる。また団子供養を勧めるてくれるもいる。
 村の周囲に点在する、野仏や、諏訪大明神、日光大権現や穐葉神社、古峰神社も祀ってある。
でも現実には、これらの神様は、信仰というより慣習で拝んでいるというのが現実のようだ。
 昭和40年代の佼成会や創価学会の人たちが盛んに布教活動をしていた頃に比べるととても静かだ。
  農村に私たちの回りに宗教は、本当に少なくなった。必要としなくなったのか。
 井上ひさしの傑作戯曲『イーハトーボの劇列車』のなかの宮沢賢治と父親の宗教論争
や落語の『宗論』は、菅沼にはない。

熱心に宗教を語る人があってもいいと思うのだが、今の田舎にはいない。
いろんな話の機会があるけれど宗教の話だけは、全く出てこない。ベスト3は、ゴルフ、パチンコ、当たり障りのない
仕事の話だけ。宗教の話は誰もしない。
 誰か広い意味の宗教の話を語ってくれないかと強く思う。


基準について 1999/4/20【と】
 
いっちゃんが、税務課長から新設備で運転を開始した
利根東部衛生センターの事務局長になった。村役場の
課長級の移動で降格か横滑りか期待されての
栄転か、意見が分かれるところだが。今の時代かなり
重要な仕事であることはたしかだ。
いっちゃんは何処に行っても一生懸命仕事をする。
こんども問題を把握して解決の道を探りいくつか課題を
片づけて後任にバトンタッチするだろう。これはこの人の
すごいとこだ。
 
 村役場の課長昇進について話を聞くと必ず思い浮かぶのが、

落語家の真打ち昇進についての基準がないことと全く同じ
ということだ。では今現在は年功序列か。実力か。
それとも人気か。今の片品は年功序列ではない。
同じ勤務年数の女性が課長に昇進してない。
オット男女雇用機会均等法も出てきたぞ。
この処遇について婦人の地位の向上を会の目的に掲げ
ている婦人会はどう考えているのか。なにも考えてないだろうが。
飛躍してしまった。

 戻すとまず基準を決めるべきだ。試験制度も導入すべきだ。
試験の内容が問題だが、学力試験だけでない試験制度。
 立川流落語会は、落語を50席以上知ってて、更に踊りか
音曲ができないと真打ちどころか二つ目にもなれない。
 村役場の課長の条件は、なにが必要か。まず上役へのお世辞、
下役へのそれとないいじめのできるヤツ。これはシャレですが。
その条件とはなにか。国でいえば、大臣と事務次官が一緒に
なったような仕事だから、すごい大切だ。どんな基準がいいかまだ
思いつかないけど、この仕事は、非常に大切であり
勉強をしていかないとちゃんとできない。そして実行力もないとだめとだけはいえる。
片品役場は、お世辞の上手い人は本当に上手いなら適した仕事もある。
尾瀬ロッジとオグナほたかスキー場の営業。
 結婚は幸せの基準を決めれば幸せになれる。村役場は課長の基準を誰でも解るように
決める必要がある。それによって職員の意識の向上が図れればいい。
何事も基準が大切というお話。

 村の話いきなり面白くなかったですね。村議選ネタはいいのあるんですが。

本日はこれまで。

メール アイコン
メール
トップ アイコン
トップ

次のページぜん馬師匠へ