会えばあったでちゃんと話はするけれど、人に会いたくない。知らんふりもする。これを思いのままに生きているという。これらも老人入門の顕著な例だと思う。
以下はブログと同じネタ。
家族をある病院に乗せていき、ついでに、ひき始めの風邪の治療をしてもらった。
見習いの先生だった。後ろに指導の先生もいた。
喉の腫れを見るためのペンライトのスイッチがわからず、看護士さんに聞いていた。ま、それはいいのだけれど、その後聴診器が見つからず机の中にしまってあった予備のものを探し当ててやっと見ていただいた。診察室からでて待っていると指導の先生が、アレルギーはありますかと聞きに来た。
難しい仕事、給料も高いらしいが、一人前になるのは大変だろうナー。
2006/10/7
昨日喉が痛かった。風邪の心配があったので股引をはく、らくだの股引ではない。とても温かかった。まだ10月7日だと言うことを考えると入門したなと思う。
2006/9/29
小沢昭一さんの『老いらくの花』というエッセイ集を読んだ。この中には老人になるための心得のようなものがたくさん書いてありました。
小沢さんの俳句を一つ
雨優しあといくたびの弥生かな
2006/9/20
定年で退職した女性が言っていた。「40年の疲れは全くない」。ここに女性が長生きをする秘密が隠されている。林檎亭のお客さんもご夫婦の場合圧倒的に奥さんが元気です。もうそこで男は負けているわけだから、いきがっても仕方ないと思う。
2006/7/13
屋外の洗い場のホースがはじけて、又のあたりが水で濡れてしまった。それほどひどくないので自然に乾くのを待ったが、お漏らしをしたような形だった。
2006/7/7
青菜を食し、そのまま表に出たら、緑の歯をしていた。
たった一人の人に会っただけなのに気分が滅入る。
歳をとると言うことは、爪楊枝が必需品となることなり。
注意が散漫になり、全ての所に気配りが行き届かないのは悔しい。
2006/4/30
年寄りになると言うことは、好きなものを好きなだけ食べたり飲んだりできない事である。
年をとると、甘いものも加減しなければいけないし、しょっぱいものもダメ、酒やたばこもさんざ飲めないという現実に直面する。それをするならある覚悟が必要である。
2006/2/17
去年の暮れ頃初めて気がついたのだが、行きつけの病院では、患者さんを呼ぶときに様をつけていた。
「星野様3番の窓口にどうぞ」という。そのかわり若いお医者さんが、ちょっとため口だった。
2006/1/22
昨日腕時計をはめているのに、それを忘れてなから(群馬弁)探した。これは相当ショックだった。
マスクをしたままつばを吐いたり、メガネをしているのに探したり、隣に人が乗っているのに大きな声で独り言を言ったりするのに似ている。
2006/1/17
2時間15分ほどの映画を見るのに、2度はばかりにいった。
2006/1/11
このごろ血圧が、高い方で115くらいしかない。
ヤクを変える前は140から150くらいあった。
2005/10/26
昨夜沼田へ演劇をみる会の会議で出かけた。
時間が30分ほどあったので、「春喜」でラーメンと餃子を食ったら舌をやけどした。この頃ラーメンを食うとよくやけどををする。
あんまりさびいので「桃四季」をはいた。
2005/7/1
この間、Yさんとガソリンスタンドで会った。
「時夫さん口のまわりどうしただい、やけどでもしたんかい」。
「イヤ、なんにもしねーよ」といってハタと気がついた。さっき喰った小豆のアイスの茶色が口のまわりに付いていたと思われる。あわてて口のまわりを拭いた。少し乾いていてすぐに落ちなかったらしく、ティシュを取り出してくれた。Yさんは親切なので拭いてくれようとした。
アイスを口のまわりにつけたこと、付いているのに気がつかなかったこと、顔を確かめないで人と会うところに出て行ったこと、少し若い女性に気を遣わせたこと…。これすなわち老化現象であります。
テイッシュを取り出して拭いてくれるというのが、もう少し年を取ると介護という言葉に変わるわけです。
2005/4/14
おー、久しぶりの更新だな。
若い若いと思いつつも、最近では気持も50歳をすぎてきた。もうじき実年齢と思いこみ年齢が同じになる。死ぬときはどうなんだろう。俺の知り合いは、まだ30代のつもりの人が多い。
ヤクにお世話なっていると…。ヤクといってもヤクルトでなくマヤクでもなく血圧の薬なんですが、これを飲むようになって、血圧が安定しないと心配になることがある。この間朝起きてすぐに血圧を測ると120あった、下が120では大変だと思い2度ほど計り直したら、下ではなく上が120だったのだ。「ボケタノカイ」と自らつっこみを入れた。翌日は元に戻っていたのだがこの120はなんだったのか…。
このことを書こうと思ったときは、もう一つ二つ、血圧に関わる面白いネタがあったような気がしたのだが忘れてしまった。本当にあったのか、あったような気がしただけなのか…。このことはもう実年齢を遙かに超えているのだと認識しなければならない。
2005/1/5
暮れの夕方、隣村利根村の日帰り温泉、しゃくなげの湯に行ったんだよね。農産物直売所で、りんご農家の手作りジャムを買ったりして、風呂に浸かり、小腹がすいたんで、10割そばというのを喰ったんだけど…。
そばを喰いながら、すっかり暗くなった外を見ると、景色は見えず、そばを喰らっている自分がガラスに写ったんだよね。…驚きましたよ。晴天の霹靂(どんな意味か知らないけど、ここに合うかと思い適当に使用したにすぎない)といいましょうか。この姿がいかにも歳とった老人に見えたんですよ。ひっそりとした広間に、小柄な身体がなおさら小さく見え、少し背が曲がり、ほぼ黒い衣服がより歳をとらせたようで。黒は玄人が来て似合う人は相当似合うはずなんだけどね。それは仕方ないけど、この姿にはホントにたまげました。老人入門は「間違いない」と確信したです。
2004/11/25
明石家さんまの番組みでご長寿早押しクイズというのがあります。年寄りのおおぼけ大会みたいなものです。この番組の収録が23日に役場2回で行われました。放送は12月の中下旬だと思います。オーデションがありましたが、出演者は83歳以上。そして観客は70歳以上に限定されていました。俺達はまだまだ、それを見に行くことはできない。何か秘密の部屋のようです。83歳まではまだ長い。
それはさておき、五十肩がほとんど直りました。始まってからもう10ヶ月も経ちます。いつの間にか治ってしまいました。そして、それに換わってまたまた悪くなったところがあります。ど忘れどが増して、老眼が進むという具合です。
2004/7/23
井上ひさし先生を駅まで迎えに行きましたが、その時「すこぶる健康だけどよくつまづくようになりました」と言っておられました。確かにNHKのハイビジョンの「ボローニャ日記」の中でも一カ所そういうシーンがありました。何をしたのかと巻き戻して確認してしまいました。
このつまずきでは、私にも新たな老人入門の事実が浮かび上がりました。先日70pほどの重機運搬車の荷台から飛び降りる機会があり、ちょこんと降りるつもりが、足がもたついて、足から先に着地できず、両手と両膝一緒に降りてしまい、いや一緒に落ちてしまいました。膝はなんとかなりましたが、右手手のひらを打撲、まだ少し痛い。
今日も又、足がもたつき両手をついた。近くにアブナイ物もあり、冷や汗ものだった。うぅぅぅぅぅぅ…ぅ。
老人になると足にくるから気をつけよう。
2004/3/25
今まで老人になることの恐怖というか、不安というかその類のものが大きく影響し、何かを忘れているような気がした。身体はガタが来ることはあっても心にガタが来ることはくい止めることができるだろ。また老人になって良いこともあるだろうし、この年にならなければ解らない楽しみもは面白さもたくさんあるはずだと思う。そんなものも探しながらやってみよう。
2004/3/17
たしか12月18日だったかな、軽ワゴンの引き戸を朝早く寒い時間に力一杯開けたら凍っていて、開かなかった。その替わりもともと痛めていた右肩に電流が走り、更に肩痛がひどくなった。老人入門の最たるものは、物忘れと五十肩で始まりますから、物忘れもぴかいちだし五十肩も重症、いよいよ正式に老人に入門したのです。
なんとかこらえながら、郵便配達のバイトを続けていたのですがいっこうに直らず、YOSHIEちゃんのアドバイスもあり、整形外科を受診した。異常なし、痛み止めも貰わずにしばらく様子を見るということになりました。先輩の五十肩経験者に『肩こり五十肩で悩む人に』大井淑雄著NHK出版刊を借りてきて、よく読むと自ら肩の運動を積極的に行い時期を待つしか無いことが解りました。寒い日や右手を多く使ったりすると、疼くように痛みます。その本に痛みを和らげるたいそうとか出ております。揉み医者にも数回行きました。命にかかわることはありませんが精神的にはマイナス思考になります。
今は温かい季節と時間の経過を待つと言うところです。永い人はほぼ一年もかかるようです。
肩痛が始まると、それまで難儀していた胃だか十二指腸だかの痛みが引けました。胃=5、十二指腸=12、そして五十肩=50次はきっと百日咳あたりかな…。そのうち疥癬とか…エスカレートしていくとまずいナー。
2003/12/16
これが、五十肩というのか、右手の付け根の部分が痛い。寒いとズキズキ痛む。ガッツポーズもできなくなってしまった。
2003/9/22
先日久しぶりに70歳近い知人を訪ねたら、年をとっていたのに驚いた。鼻の下にも少ししわが出ていた。そんなことがあってまもなく、木工の鎌田さんの個展を見に行った。額に入った鏡を覗いたら、いきなりどこかで見たような顔が現れた。それは私自身であったが、あまりの老け込みに後ずさりしてしまった。夕方で疲れていたせいか目の下に隈もできてるように見えた。あーーショック、ショックーー。
2003/6/8 YOSHIEちゃんのワンポイントアドバイス
生活習慣病は症状が無いので病院が嫌いになりますが逆に症状が出た時は手遅れになる場合がありますのでやはりずっとお友達で管理して置いてください。検査が疑問になるのもこのためです。少し前までは成人病でしたが個々の生活習慣でかなりコントロールできるので言い方が変わりました。理想は近くに何でも話せるホームドクターが居て混まずに薬がもらえて大変!と言う時だけ病院に送ってもらうのが良いのですが片品では無理ですね。変な咳が出たりとかありますが長期服用の薬で副作用が出る時もありますので主治医には何でも言えるようにして置いた方がいいと思います。お薬は勝手に減らしたり、漢方に変えたり絶対にしないで下さいね。これが怖いです。する時は必ずドクターに相談して下さい。
村(あるいは保健所)の健康診断は必ず受けるようにすればある程度のチェックは出来ますよ。肩が凝ったり、耳鳴りがしたり、頭痛がしたりとかあるときは面倒がらずに測定してみる必要がありますがあまりこだわるとストレスになります。おしんこの大好きな人に「やめろ、やめろ」と制限しても下がらず少し食べさせたら下がったと言う話もあります。50年使った身体です。どこか錆びない方がおかしいですよ。ご機嫌取りながら習慣病と仲良くして長生きしましょう。
2003/6/5
今日は家内が、脳卒中で倒れない薬を作ってくれた。ものすごい味がしたが「おくすり・ おくすり」と言い聞かせて飲みました。これにはおやじに倒れられてはたまったものではないと言うかみさんの愛情が詰まっていたのです。
そのお薬の作り方は、良かったらこちらからどうぞ…。
2003/6/4
昨日は医者にヤクを貰いに行ってきた。医者に行くと憂鬱な気分になる。診療までの時間、会計、薬を貰うまでとずいぶんと長い。その間、顔色の悪い人や老人、おおごとそうな人達を見ると自分の近い将来の様な気がして憂鬱になる。まだ病院には慣れない。人のお見舞いなどにもほとんどいかないから、病院にたいして近づきがたい恐い所という印象があるのです。
血圧が高いと40歳前に言われて、50歳くらいから治療を受けている。小さな錠剤を半分飲むだけだけど血圧は多少気になる。前回より毎日血圧を測って記録して下さいと言われている。けいさつ手帳ならず、けつあつ手帳を持っているのだ。これだけではなく、嫌な咳が出たり、お尻のまわりが痒くなったり直ったり、冷えると肩が固まるように動きが悪くなったり、相当ガタが来ました。でもあらゆる健康診断、検査等は受けていかないと健康は維持できないのでしょうか。丈夫な老人には慣れないのでしょうかといつも疑問に思っているのです。
2003/4/21
リンゴの接木作業中、2bの脚立の上から、脚立と一緒に倒れてしまった。ゆっくりスローモーションのように倒れたのだが、地に落ちるときはドンと落ちた。落ちるとき右足が、脚立のアルミの桟の中に入り、飛び降りられなかった。頭はトンとぶったくらいだから大丈夫だが、左肩が少し痛い、骨に異常はなさそうだが、上半身は重い感じがする。明日は揉み医者にでも行ってみるか…。倒れるとき身体が、身構えるのと、怪我をしないようにという緊張で、硬くなった。ガチガチになるのがわかった。そのガチガチはいつもの整体に行かないとほぐれないだろう。その倒れ方だが、バクダットのフセインの銅像が倒されるのをテレビでやっていたが、そんな感じだった。とにかく作業も遊びも、身体が硬くなり、動きが鈍くなったのだからそうとう気をつけないといけない。自覚はしていたのだが………。
2003/2/22
これはたぶん歳をとったせいだろう。それに違いないと思う。つまり老人入門の印である。
頂き物のCD『夢は今もめぐりて・小沢昭一が歌う童謡』(ビクターエンターテイメント)をまた聴いた。これが心に浸みいる。素晴らしい。中でも、♪緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台♪『鐘の鳴る丘』や♪よい子がすんでるよい町は、楽しい楽しい歌の町 花屋はちょきちょきちょっきんな 鍛冶屋はかちかちかっちんな♪の『歌の町』は大好きだ!。こういう童謡が懐かしく、楽しく聴けて心が澄んできて洗われたような気持になるのは…たぶん歳をとったせいだろう。
2003/2/10
49歳でなくなった長兄は、胸が熱い熱いとよくいっていた。石原裕次郎と同じ病気らしかった。我が輩はちょっと食い過ぎると胸がやける。誰かどこかの女性に恋い焦がれて胸が熱いわけではない。今日はお昼に前橋の老舗の洋食屋でソースカツ丼なる物を食したら3時過ぎまで胸がやけた。
YOSHIEちゃんのワンポイントアドバイス 2/12
今日、美容院に行って健康雑誌を見ていたら詰まるとか胸やけの事が出てました。喉が詰まった感じがしたり、胸やけが焼けるようにしょっちゅうなるようなら検査をした方が良いとありました。という事は食道の粘膜は胃粘膜と違って消化液でただれてしまうという事です。胃液が食道入り口まで逆流してくると胸やけの症状が出るわけです。油ものを沢山食べると食道の収縮が緩慢になって上に上がってくるのでしょうね。
加齢と共に色々な臓器が硬くなってきていますからゴムと同じで締りがなくなりますよね。油ものは自然に遠退いていきますよ。尾瀬豆腐が一番良いです。豆乳雑炊最高です。胃の調子が悪かったらお試しください。
2003/2/4
今年のお正月、餅をのどに詰まらせてなくなった方が30数人いたという。なんと哀しい最後でしょう。こんなのは他人事と思っていたら、わが身にも似たような事故があった。私はご飯をのどに詰まらせてしまった。口の中いっぱいになったご飯が、胃袋におりて行かない。げんこつで胸を思い切り何度叩いても、みそ汁を飲んでも、水を飲んでも、はねても下がっていかない。息が苦しくなるのがわかった。まずい…、やばいと思いながら水を飲み胸を叩いた。ご飯が水で湿ってきてやっとの事で食道を通り過ぎた。これは歳をとって、胃まで食物を下げてやる、のどの働きが鈍ったせいだと思う。それに急に硬めのご飯を食べ過ぎたのが原因で、危うく命をおとすところだった。
ご飯はゆっくり、かみしめて食べましょう。好きな物が好きなだけ食べられるのはもうあと何年もないのだから。